ガバナンス強化に向けた 取り組みに関するご報告

藝を育むまち同好会から皆さまへガバナンス強化に向けた取り組みに関するご報告

日頃は、藝を育むまち同好会の活動を様々な形で支えてくださり、心より感謝申し上げます。 

私たちは、「藝を育むまちになる」をコアバリューに、まちの中で若手アーティストを応援する様々な機会を作ってきました。目指す姿に向けて、事業を通して若手アーティストとまちとの接点を作ること、そしてそのために、若手アーティストの安心できる環境づくりが大切であると考え、役員体制の強化などにも取り組んできました。そしてこの度、下記の通り、ガバナンスに関わる体制づくりを一層強化していくこととしましたので、取組の実施状況と今後の対応についてご報告させていただきます。

<ガバナンス強化に取り組む背景>

2023年3月26日、元理事(以下、当人)が個人的に発信したハラスメントを匂わせる不適切なツイッター投稿が良くない意味で注目を集め、いわゆる「炎上」状態となりました。ハラスメント意識の問題として非常に多くの方より否定的なご指摘を受け、弊会会員からも当人が会の活動に関わることや、会としてハラスメント問題をどのように扱うかの問い合わせを受けました。

また、今回の事態を受けて一部会員にヒアリングを行った結果、複数名より今までの弊会の活動の中でハラスメントに対する意識の低さを感じたとのご意見をいただきました。 

<弊会としてのハラスメントに対する今後の取り組みについて>

弊会では今回のことを重く受け止め、ガバナンスの強化に取り組みます。 

1. 当人の発信についての弊会としての姿勢 

今回の見解は、当人個人の見解であり、弊会としては全く同意するところではありません。自らに課せられた役職の重さを自覚してそれ相応の責任ある振る舞いをすること、またジェンダーの問題は基本的人権の尊重の問題でもあり、それらの理念を理解し社会人として相応しい振る舞いをすること、そうしたことを軽んじた当人の未熟さが招いた今回の事態は弊会としても大変遺憾であり、大変重く受け止めております。 

弊会では「藝を育むまちになる」をコアバリューに、まちで若手アーティストを応援する活動を行って参りました。あらゆる若手アーティストが安心して活動できる環境を整えることは弊会の責務であると考えます。 

2. 当人の弊会における役職について 

複数の会員より、当人が事務局長・理事などの役職で関わる中で安心して展示などの活動を行うことができないとのご意見をいただきました。また今までの活動の中でも当人のハラスメントに対する意識の低さが垣間見られたとのご指摘がありました。 

弊会では「若手アーティストを応援する」という目的のため、全てのアーティストが少しでも安心して活動できる環境を整える責務があると考え、以下の対応をします。 3 

i. 当人の事務局長・理事の職を解くこととする 
ii. 今後キュレーションやプロジェクトマネジメントなどアーティストと直接関わる職務に就くことのないようにする 

3. 弊会での今後の取り組みについて 

藝を育むまち同好会では今後ハラスメントについての理解を深めるために、全会員を対象とした年1回以上のハラスメント勉強会の実施を検討します。また今後ハラスメント被害に遭われた方に対応すべく以下のことを実施します。 

i. コンプライアンス担当理事の設置と相談窓口の開設 
ii. ハラスメントを起こした場合の対応を規約等に明記
iii. 理事の多様性の強化 

4. 懇親会の開催について 

ヒアリングでは、例会後に開催される懇親会でのハラスメント被害を指摘する声がありました。このことからガバナンス強化の取り組みを行い、対応する体勢が整うまでの間、会としての懇親会の開催を中止します。 

<本件に関するご相談・お問い合わせ>

本件に関して、何かご質問やご相談などがありましたら、下記相談フォームを通じて声をお聞かせください。今後も皆さまの力をお借りしながら弊会運営に取り組んでいきたいと考えておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 

フォームURL: https://forms.gle/cbvWYR8C7UXjfUxd8

2023年6月16日 
藝を育むまち同好会